国内旅行需要の地域性
Regionality of the domestic travel demand

概要

本研究は国内ホテルの予約サイトから毎日収集した利用可能な宿泊プランに関する網羅的なデータを用いることにより、予約可能なプラン数から推計される需要の地域依存性を調べた。
データには地域情報が含まれているため地域ごとの利用可能な宿泊プランを計測することが出来、地域ごとの需要が期間でどのように変化するかに着目して分類し、地域の宿泊需要と価格選考の特徴付けを行う。
計算の結果、需要の多いカテゴリに分類される宿泊日は、需要の少ないカテゴリに分類される宿泊日と比較して、利用可能な宿泊プランの平均価格の差異が大きいことが分かった。

産業界への展開例・適用分野

地域ごとの宿泊プランと価格の需要が分かるので、地域ごとに最適な助言をすることができる。故に、観光業のみならず様々な分野の経済への波及効果を望める。また、観光開発は景気や流行、立地条件や季節等に大きく左右されるが、最適な助言により無駄を省くことが出来るようになる。さらに、観光業に高度な技術水準を求められていないことを利用して、新しい観光地を開拓することも可能であろう。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
福田 久仁佳 数理工学専攻 梅野研究室 修士1回生
佐藤 彰洋 数理工学専攻 物理統計分野 助教

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