つぶやきレシピサーチ 〜状況からのレシピ決定要因の発見〜
Tweets Recipe Search ---Discovery of Situational Determinant in Recipe---

概要

「食」。それはあらゆる人にとって、欠かせないものである。誰しも「何を食べようか」と悩んだことがあるのではないだろうか。本研究の目的は、そのような人たちの「食」の選択を支援することである。我々は、人が食べたいものを決めるとき、「風邪をひいた」「出張で疲れた」「休日なので寛ぎたい」など、「食」に直接関係しない『状況』を考慮することに着目した。そこで、「日帰り出張でした!寒かった〜(>_<)」といったように、twitterのツイートでよく見られる形式の『状況』文から、その『状況』に適したレシピを提案するシステムの実現を目指す。本発表では、ブログの中でレシピを紹介する「ブログ型レシピ」を解析することで、人が「食」を決める要因となる情報を、『状況』文から自動抽出する手法を紹介する。

産業界への展開例・適用分野

現在提供されているキーワード検索は、「これを探したい」「あれが欲しい」といった具体的なイメージを持つユーザにとっては、極めて有用なものである。一方、「とにかく何かを探さなければならない。でも、どのようなものを探したらよいか具体的なイメージが思い浮かばない」といった検索欲求もある。このような検索欲求に対して、キーワード検索は解決することができない。そのようなとき、本研究の手法を用いれば、いまの自分の状況を入力するだけで、そのユーザに適したオブジェクトを検索することが可能となる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
門脇 拓也 社会情報学専攻 田中研究室 修士1回生
山肩 洋子 社会情報学専攻 田中研究室 特定准教授
森 信介 学術情報メディアセンター 河原研究室 准教授
田中 克己 社会情報学専攻 田中研究室 教授

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