ドライバの行動変容を促す運転支援システム
Driver assistance system to encourage behavioral adaptation
概要
運転支援システムは、ドライバの運転操作に直接介入する直接型と、情報提示のみ行うことでドライバ自身に判断を行わせて安全な操作を促す間接型に分類できる。ドライバが運転技能を習熟する余地が残されている間接型運転支援システムは、運転技能向上に対する動機づけに作用し、試行錯誤の上に獲得した技能に対して有能感が高いという点で、不便益的なシステムといえる。本展示では、発表者がこれまでに行った間接型運転支援システムの研究事例を紹介するとともに、効果的な間接型運転支援システムを構築するための設計指針についてまとめる。
産業界への展開例・適用分野
安全運転・省燃費運転・渋滞になりにくい運転などを、低コストかつ効果的に実現できるという点で、自動車産業や道路インフラ業界などへの応用が期待される。また、間接型運転支援システムの設計指針は、情報提供によって人の行動変容を促すようなシステムへ展開可能と考える。
研究者
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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平岡 敏洋 | システム科学専攻 | 共生システム論分野 | 助教 |