真のお手軽並列処理のためのスクリプト言語システム
Script Language System for Truly Easy-to-Write Parallel Programs
概要
スパコンやPCクラスタなどの高性能計算システムの性能を生かすには、数千あるいは数万以上のCPUが一つの仕事を分担する並列処理のプログラムを作成しなければなりません。これをできるだけ簡単に行うには、従来型の並列プログラム(たとえば100並列レベル)に色々な入力データを与えて並列に(たとえば100個同時に)実行する、「お手軽」な並列処理が近道です。我々はこの「お手軽並列処理」を本当にお手軽に記述するための、スクリプト言語システムの開発を、筑波大・東大とのT2K連携の一環として行っています。
PDCAサイクルのスクリプト言語によるお手軽記述 |
産業界への展開例・適用分野
産業界での高性能計算システムのニーズは急速に高まっていますが、利用するにあたっての最大の障壁は並列プログラミングです。我々の研究が結実すれば、既存の逐次・並列プログラムをベースにして、パラメータサーベイや最適パラメータ探索をごく簡単に実現して、システムの性能をフルに発揮させることが容易になります。
研究者
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職(学年) |
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平石 拓 | 学術情報メディアセンター | 中島研究室 | 助教 |
中島 浩 | 学術情報メディアセンター | 中島研究室 | 教授 |