粒子間隙流れに対するマルチフェイズ解法の適用例

概要

粒子間隙における流れは、工学上の様々な問題に見られる現象である。本出展では、粒子のサイズよりも十分小さい流体計算セルを設定し、スーパーコンピュータを用いて粒子間隙流れを高解像度に計算した例として、以下の4つを示す。(1)非均一な球状粒子の間隙を流れる浸透流の計算。(2)膨張する粒子群の間隙における流れの計算。(3)移動粒子を含む粒子間隙流れの計算。(4)粒子間隙におけるニュートン流体とビンガム流体の二相流。

産業界への展開例・適用分野

本出展で示す粒子間隙流れに対するマルチフェイズ解法は、例えば土木分野における地盤内の流れや、産業分野で広く利用される各種フィルター内の流れの解析に適用できる。また、本解析手法は水や空気のようなニュートン流体だけでなく、フレッシュコンクリートや印刷インキをはじめとするビンガム流体などの非ニュートン流体も扱えるため、広範な分野への応用が期待される。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
田中 寛樹 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 修士1回生
大野 絢平 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 その他学生
永野 浩大 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 修士2回生
廣岡 信行 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 博士1回生
鳥生 大祐 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 助教
牛島 省 学術情報メディアセンター メディアコンピューティング研究分野 教授

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