主催者挨拶

京都大学 大学院情報学研究科 研究科長 中村 佳正

写真 中村 佳正

数理・データサイエンスを基盤にした情報学による社会の新しい価値の創出が期待されています。昨年、創立20周年を迎えたばかりの情報学研究科は、情報学の国際的研究拠点、産官学地域連携拠点として日々研究・教育に取り組んでいますが、この「京都大学ICTイノベーション」は京都大学における最大規模の産官学連携イベントとして、学生を含む情報学研究科及び学術情報メディアセンター研究者の多数のポスター発表と産業界からの業界説明会を軸にした参加者同士の生き生きとした交流がセールスポイントです。今回は、初めての企画として、京都大学総長裁量経費のご支援により、2月19日同時開催の「情報学シンポジウム」において米国の有力大学の先進的なデータサイエンス教育研究事例を紹介いただくこととしました。多数の皆様のご参加をお待ちしています。


京都大学 学術情報メディアセンター センター長 中村 裕一

写真 中村 裕一

学術情報メディアセンターは、学内外の方々と共に最先端の研究を進める共同利用・共同研究拠点としての活動を行うとともに、学部,大学院の学生の教育・研究にも携わっています。研究としては、人・物・環境のセンシング技術から、大規模かつ高速な計算基盤またそのためのアルゴリズム、画像・音声・言語などのメディア処理、データを人間にわかりやすく可視化し分析を支援する技術など、幅広い入力・計算・出力を扱っています。これまでのICTイノベーションでは,学生の研究も含め、センターの研究活動を紹介させて頂き、様々な情報交換をするとともに、貴重なコメントを数多く頂いてきました。今回も有意義な議論ができることを大いに期待しております。


京都大学 産官学連携本部 本部長 阿曽沼 慎司

写真 阿曽沼 慎司

京都大学は、創立以来築いてきた自由の学風を継承し、発展させつつ、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献することを理念に、独創的、先端的な研究を行っています。産官学連携本部は、このような京都大学の知を国内のみならず、広く社会に還元するため、知的財産の確保、研究成果の技術移転及びイノベーションの創出を推進しています。京都大学ICTイノベーションは、本学において研究開発している情報通信技術の成果を広く公開し、産官学連携を推進するためのイベントで、おかげさまで14回目を迎えることができました。本学が進めている実用化に近い先端研究と、産業界の優れた技術力、豊富な経験を有する人材とを有機的に結び付ける場になることを大いに期待しています。


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