3次元距離画像センサを用いた人間のまれな行動の認識
Detection of rare behaviors with 3D range sensors
概要
環境に設置された3D距離画像センサーは、人々を追跡し、その行動を認識することができる。
通常、行動認識システムを学習させるためには、大量のデータが必要だが、既存のデータセットには典型的な人間の行動のみが含まれている。そのため、典型的ではないまれな行動を認識したい場合、新しいセンサーデータを収集する必要がある上、その大量なデータを収集することは困難である。
本研究では、転移学習法を用いて少量のデータで学習することにより、まれな人間の行動を認識する方法を提案する。
産業界への展開例・適用分野
カメラと比較して、3D距離画像センサーでは、人を識別することは困難である。しかし、ここで提案した手法を使用すれば、プライバシーが問題となる公共スペースでの異常または疑わしい行動の検出が可能となる。
研究者
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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Du Kanghui | 社会情報学専攻 | 神田研究室 | 修士1回生 |
Kaczmarek Thomas | 社会情報学専攻 | 神田研究室 | 研究員 |
Brscic Drazen | 社会情報学専攻 | 神田研究室 | 助教 |
神田 崇行 | 社会情報学専攻 | 神田研究室 | 教授 |