プレゼンテーションスライドからの構成抽出
Construction Retrieval from Presentation Slide

概要

近年、学会での発表や講義で使われたプレゼンテーションスライドが蓄積されている。学会発表資料とし
てプレゼンテーションスライドが用いられており、それが入手可能な場合、論文を理解するための補助として参照す
ることも多い。 しかし、プレゼンテーションスライドには文脈があり、一見してその構成を理解するのは難しい場合
がある。本研究では、スライド中の語の出現やインデントといった情報から、スライド全体の構成を抽出する手法を
提案する。 構成情報を用いることで、スライドの閲覧を容易にすることができると思われる。また、スライドを検索
する際に構成情報を利用して部分スライド集合だけを抽出するといった応用も考えられる。

産業界への展開例・適用分野

スライド検索システムの実用化例として、SlideShareや、SpeakerDeckといったものがある。しかし、このようなプレゼンテーションスライドの検索では、スライドの構造化は行なっていなかった。今回の手法を用いることによって、構造を利用したスライドのランキングや、プレゼンテーションスライドの全体ではなく、関連した部分のみを抽出して結果として提示するといった、より高度な検索が可能になる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
坂本 祥之 社会情報学専攻 吉川・馬研究室 修士1回生
清水 敏之 社会情報学専攻 吉川・馬研究室 助教
吉川 正俊 社会情報学専攻 吉川・馬研究室 教授

PAGE TOP