日本と中国の科学技術交流を目的とした機械翻訳技術の実用化研究
Promoting Science and Technology Exchange using Machine Translation

概要

近年の日本、中国の科学技術の発展は目覚ましいが、その成果の中には各国言語のみで発表されたものも少なくない。このような情報にアクセスすることは、両国の科学技術交流の促進や発展に非常に重要であり、そのためには機械翻訳技術によって言語障壁を取り除く必要がある。我々は、科学技術振興機構(JST)や中国科学技術信息研究所(ISTIC)と協力し、日英中3言語で1千万規模の対訳文および2千万規模の専門用語辞書を構築し、これらを利用した高精度な日中機械翻訳システムを開発する実用化研究を開始した。最終的には本システムをJSTや国家科技図書文献中心(NSTL)などで実運用することを目標としている。

産業界への展開例・適用分野

科学技術用語辞書を利用したキーワードレベルの中国文献の検索インターフェースや、機械翻訳システムを利用した中国文献の翻訳インターフェースを開発・公開し、広く利用してもらうことで、日本の一般の人々が中国語の文書に容易にアクセスできるようにし、日中間の科学技術交流を促進する。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
中澤 敏明 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 研究員
黒橋 禎夫 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 教授
Fabien Cromieres 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 研究員
Chu Chenhui 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 博士1回生

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