ベイズ統計的方法に基づく画像超解像
概要
カメラによって撮影された画像は、CCD密度やレンズ光学系における擾乱などの影響により、解像度が制限されている。本研究は、そのようなハードウエアの限界を超えた解像度を、ソフトウエア的に実現すること──超解像を実現するものである。数理統計の分野で発展してきたベイズ統計に基づき、従来の決定論的な物理的限界を、より一般的な統計的限界で置き換えることを目指す。
URL
http://hawaii.sys.i.kyoto-u.ac.jp/research/産業界への展開例・適用分野
高品質な画像を低解像度の画像から生成する技術には、たとえば携帯電話のカメラなどの安価なハードウエアを用いて最新のデジタルカメラに匹敵するクオリティの画像を生成したり、24時間稼動の監視カメラが擦り切れたテープに写した不鮮明な人物を鮮明化したりなど、民生から公共まで広い分野での応用が期待できる。展示責任者
- 氏名: 兼村 厚範
- 所属: 情報学研究科 システム科学専攻 システム情報論講座 画像情報システム分野(石井研)
- 役職: 博士後期課程2年