索状レスキューロボットのための瓦礫環境でも音を聞き分ける技術
概要
収録した音響信号に含まれる雑音を抑圧し、聞きたい目的信号(音声など)を強調する技術は広く研究・開発されている。
従来の技術では、大量の学習データを必要としたり、マイクロフォン・目的音源の配置が事前に必要であったりする欠点があった。
そこで本研究では、雑音と音声に表れる音色の統計的特徴の違いに着目し、出来る限り少ない事前情報で頑健に音声を強調し、雑音を抑圧する技術を開発した。
本技術を災害現場で使用されるレスキューロボットに搭載し、ロボット周囲の騒々しい音の中から頑健に音声を抽出してオペレータへ提示するシステムを構築した。
産業界への展開例・適用分野
工事現場など騒音環境下でのコミュニケーション補助
人混みや車内といった雑音環境下での音声認識
研究者
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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坂東 宜昭 | 知能情報学専攻 | 音声メディア分野 河原研究室 | 博士3回生 |
糸山 克寿 | 知能情報学専攻 | 音声メディア分野 河原研究室 | 助教 |
吉井 和佳 | 知能情報学専攻 | 音声メディア分野 河原研究室 | 講師 |
河原 達也 | 知能情報学専攻 | 音声メディア分野 河原研究室 | 教授 |