個人に紐づくメディア情報を用いた非言語コミュニケーション解析システムの開発
概要
日常会話や議論のような対面のコミュニケーションでは, 発話のイントネーションや表情の変化のような, 非言語的に行われる部分が重要な位置を占める. しかし, これらのデータの収集と解析はこれまで非常に難しかった. 我々は, この非言語的なコミュニケーションチャンネルに着目し, ここで行われている交流の保存と解析を行うことができるプラットフォームの開発を行っている. 具体的には, 動画から音声と表情を抽出し, 人に紐付けて保存, 非言語コミュニケーションパターンの解析をしている. また, これらの機能を概観することができるサンプルアプリケーションを開発しており, そのデモンストレーションを行う.
産業界への展開例・適用分野
グループに潜在的に存在する社会的相互作用の発見を, 一人以上のグループ, 数十分の会話から会社のような大規模な環境で数年単位で行うところまで, あらゆる規模感で可能です. 感情解析機能を用いて, ゲームや映画を見ている人の感情をトレースすることもできます.会社内での人間関係の解析と改善案の提示を行ったり, 教育現場での学生の教え合いの雰囲気の醸成なども可能です.
研究者
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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内橋 堅志 | システム科学専攻 | 石井研究室 | 修士2回生 |
高濱 隆輔 | 知能情報学専攻 | 鹿島研究室 | 修士2回生 |
寺田 凜太郎 | 知能情報学専攻 | 黒橋研究室 | 修士2回生 |