主催者挨拶

京都大学 大学院情報学研究科 研究科長 佐藤 亨

写真 佐藤 亨

「京都大学ICTイノベーション」は、今年で8回目を迎える京都大学最大の産官学連携イベントです。再活性化を目指す日本の社会において、未来を切り拓く鍵としてICTによる新たなイノベーションの創成への期待はますます大きくなっています。大学の研究開発も、これからは社会との連携なくしては考えることができません。京都大学で進めている先端的研究の成果を広くご紹介すると共に、社会のリアルなニーズをお聞かせ頂く場として、さらに活発な交流が進むことを期待しています。同時に開催します「情報学シンポジウム」にもぜひ足を延ばして頂ければ幸いです。


京都大学 学術情報メディアセンター センター長 中島 浩

写真 中島 浩

ICTの発展・進歩は、計算・通信の性能・規模といった量的な側面にとどまらず、新たな概念の創出や社会の変革といった質的なインパクトをもたらしています。学術情報メディアセンターでも、量的な進歩から質的な変革を導き出すための実践的な研究開発を、本学をはじめとする高等教育機関でのICT活用を中心に、さまざまな分野で展開しています。今年のICTイノベーションでも、「学」での応用はもちろん、「産」や「官」にも展開可能な技術を多数展示しますので、本センターとの連携活動の出発点としてご活用ください。


京都大学 デザイン学大学院連携プログラム コーディネータ 石田 亨

写真 石田 亨

京都大学は、2013年4月から、5年一貫の博士課程「デザイン学大学院連携プログラム」をスタートさせました。母体となったのは、情報学研究科、工学研究科(機械工学、建築学)、教育学研究科(心理学)、経営管理大学院です。

このプログラムは、社会のシステムやアーキテクチャをデザインできる突出した専門家を育てます。また、このプログラムが社会と接して生み出す活動を総称して「京都大学デザインスクール」と呼んでいます。

ICTイノベーションでは、デザインスクールで本年度から始まった問題発見型/解決型学習やオープンイノベーション実習などを展示します。産学官連携のデザインイノベーションコンソーシアムの紹介も行います。


京都大学 産官学連携本部 本部長 小寺 秀俊

写真 小寺 秀俊

大学の役割として教育、研究、そして社会貢献という3つの使命があります。最先端の研究成果を広く情報発信するとともに、社会のニーズと大学のシーズのマッチングや意見交換を交えることは社会貢献の一環として大変重要です。大学で生まれた様々な研究成果である知的財産を社会に移転するとともに、社会のニーズから新たな研究テーマも生まれることと思います。ICTは様々な技術の要として重要であり異分野の技術を融合し新たな産業を引き起こすいわゆるイノベーションには必要不可欠な技術です。本年も「ICTイノベーション」において、活発な情報交換と意見交換がなされ、新たな産官学連携およびイノベーションに繋がることを期待しています。


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