実規模電気機器設計のための次世代電磁界シミュレーション
Next-generation electromagnetic field simulation for practical computer-aided electric machine design

概要

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本研究では,演算密度が低く並列化効果の得にくい有限要素法に代わるような数値解析手法として,高速多重極法などの行列圧縮アルゴリズムと並列計算を組み合わせたスケーラブルな積分方程式法を開発する。特に,電気機器を対象とした電磁界問題は非線形性・異方性を有する磁性体や渦電流の流れる導体を含むため,境界要素法の単独利用では対象が限定される。そこで,汎用性の高い有限要素法との結合も視野に入れ,次世代電磁界シミュレーション技術の確立を目指す。

 

産業界への展開例・適用分野

本研究の成果により,電磁界数値解析に基づく電気機器設計の実用化がさらに一歩前進し,高性能・高信頼度の機器開発につながる。また,産業界におけるコンピュータ援用電気機器設計技術や数値計算の並列化のさらなる活用やが予想される今後において,本研究は国内外の電磁界数値解析の飛躍的な普及を促進するとともに,その普及に伴い大学や企業における解析技術者養成にも寄与することが期待される。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職(学年)
高橋 康人 システム科学 金澤研究室 GCOE特定助教

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