加速度情報に基づく海洋生物の行動様式の分類
Classification of behavioral patterns of marine animals based on acceleration data

概要

図 加速度データロガーを装着したウミガメ

近年、地球規模での自然環境の悪化が進み、脆弱な生物の絶滅が深刻化している。希少生物種の行動・生態解明は喫緊の課題である。水圏に棲息する生物は、直接目で観察することが難しい。このため、行動計測技術を開発し、適用する必要がある。本研究では、ウミガメをモデルとして、加速度情報から海洋生物の行動を分類する技術の開発を目指した。

産業界への展開例・適用分野

本技術に位置情報を取得できる深度・GPSセンサ-等を併用すれば、海洋環境において生物がどこで、いつ、どのように振舞っていたかを時空間スケールで定量的に明らかにできる。これは、海洋環境アセスメント技術や海洋環境評価の指標になる。また、生物の行動を加速度から推定する解析技術は、従来のヒューマンセンシング技術へフィードバックできる可能性を秘めている。

研究者

氏名	専攻	研究室	役職（学年）
奥山　隼一	社会情報学	守屋研究室	GCOE助教

Website

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