電子透かしによるデジタル画像取得者と被写体に対するプライバシ保護技術
A Privacy Protection Technique for a Purchaser and Recorded Subjects of Digital Contents Using Digital Watermarking

概要

電子透かしを用いることにより、街角などに設置された監視カメラで撮影されたデジタル画像を、被写体ならびに画像取得者のプライバシに配慮しつつ安全に配布するシステムを提案する。電子透かしとは、画像に知覚困難なユーザIDを埋め込み、不正に流通した画像を発見した際にはIDを取り出すことで不正者を特定する技術である。提案手法では、画像を取得者に配る際に、信頼できる第三者に取得者と被写体の両者のプライバシが保護される形で透かしの埋め込みを委託する。これにより撮影者または取得者による画像の不正流通を抑止することが出来る。

産業界への展開例・適用分野

ユーザの匿名性が保護されたままデジタルコンテンツの取引が出来るため、プライバシ情報の露呈を避けたいようなコンテンツを販売するプロバイダに対して展開することが考えられる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職(学年)
岡田 満雄 学術情報メディアセンター 岡部研究室 博士課程4年
岡部 寿男 学術情報メディアセンター 岡部研究室 教授
上原 哲太郎 学術情報メディアセンター 喜多研究室 准教授

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