Cell/BE上における実時間物体認識システム
A Real-Time Object Recognition System on Cell Broadband Engine

概要

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近年,画像処理による高精度な物体認識処理が,実時間処理が必要な組込みシステムにおいて要求されている.高精度な認識処理と実時間処理を両立するためには,並列に実行可能な認識アルゴリズムの開発とそのようなアルゴリズムを実行可能なシステムの開発が必要である.そこで本研究ではブースティングを用いた物体検出とパーティクルフィルタによる物体追跡を組み合わせ,それを高性能組込みプロセッサ Cell/BE に実装し,実時間での高精度な物体認識を実現した.

 

産業界への展開例・適用分野

高精度な画像認識・追跡を組込み機器で実時間処理する必要がある分野に幅広く応用できる可能性がある。認識対象として現在は顔画像を扱っているが,この要素技術は顔画像認識以外にも適用可能であると考えている.

研究者

氏名 専攻 研究室 役職(学年)
菅野 裕揮 通信情報システム 越智研究室 博士後期課程2回生

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