高速性、高精細性、頑健性など一芸に秀でるベイズ超解像技術
Talented Bayesian Image Super Resolutions

概要

本手法は、低解像度画像から高解像度画像を推定する超解像技術である。 これは、画像の性質に関する事前知識と、撮像の物理過程に関する知識の両方をベイズ統計を用いて総合することで実現されるが、その画像の事前知識や、撮像の物理過程に対する仮定を工夫することで様々な状況にマッチした一芸に秀でるベイズ超解像技術を実現できる。 その例として、高速性に秀でる最少フィルター超解像、高精細性に秀でるエッジ保存超解像、遮蔽物に頑健な遮蔽物除去超解像を紹介する。

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産業界への展開例・適用分野

本手法は、高解像度画像を必要とするあらゆる分野へ適用可能である。 計算資源の限られた携帯電話など小型機器で撮影された単一の低解像度画像の高解像度化、動画で撮影された複数の低解像度画像の高解像度化、天体観測で得られる衛星/惑星画像の超解像、ナノ単位の欠陥を調べる半導体検査のための画像超解像、観光地など人の往来がある場所での連続撮影から高解像度な背景画像の取得、雲に部分部分で遮蔽される衛星画像群を総合した高解像度な地上画像の推定、などが挙げられる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職(学年)
福田 航 システム科学 石井研究室 修士1回生
兼村 厚範 システム科学 石井研究室 博士後期課程3年
前田 新一 システム科学 石井研究室 助教
石井 信 システム科学 石井研究室 教授

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