3次元ビデオのインタラクティブ操作のための動作記述


概要

3次元ビデオとは、CGなどとは異なり、多視点実写映像を基に生成される立体ビデオ映像である。しかし、3次元ビデオを解析して運動情報を自動的に抽出する、さらにそれを用いて編集・加工を加えるための枠組は確立されていない。 また3次元ビデオの動的構造解析は、 3次元ビデオの圧縮・伝送や、復元形状の精度向上など広範な領域への寄与を目指すものである。そこで本研究では、撮影対象の構造に関し可能な限り仮定を設けず、データに応じて対象の運動学的構造を獲得した上で動作解析を行う。さらにこれを基に3次元ビデオにおける動作の適応的変更を実現し、3次元ビデオに対するインタラクティブな操作環境の構築を目指す。



URL

http://vision.kuee.kyoto-u.ac.jp/MR-PreViz/


産業界への展開例・適用分野

実世界対象の3次元動作解析は、次世代ヒューマンインターフェイス設計の基盤となる知見を集積するものである。また例えば、マンマシーンインタフェースにおける案内役や、Webコミュニティ上のアバターに実在の人物の3次元ビデオを用いる、といった様々なコンテンツ制作への応用が可能な技術である。

展示責任者

氏名: 武笠 知幸
所属: 情報学研究科 知能情報学専攻 知能メディア 講座 画像メディア分野(松山研)
役職: 博士課程後期2年
PAGE TOP