神経因性疼痛発生のメカニズム


概要

生物は痛みによって危険を察知する。しかし、神経因性疼痛による慢性で強い痛みは返って生存に不利に働く。本研究では神経因性疼痛のメカニズムを解明し、痛み受容の理解と鎮痛法の確立の足がかりとする。「ある種の神経因性疼痛は活性酸素が痛み神経に発現しているTRPA1を活性化することによる」との仮説を、TRPA1欠損マウスやTRPA1抑制剤投与を使用した行動解析と神経活動解析により立証する。



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産業界への展開例・適用分野

神経因性疼痛には今まで有効な鎮痛剤が無かった。本プロジェクトにより神経因性疼痛発生のメカニズムが明らかになれば、副作用の少ない特異的な鎮痛剤の開発につながる。また、痛み受容システムの解明は痛みを感じるロボットの製作や痛みに共感するロボットの開発につながる。

展示責任者

氏名: 澤田 洋介
所属: 情報学研究科 知能情報学専攻 生体・認知情報学講座 生体情報処理分野(小林研)
役職: 博士課程後期2年
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