バイオロギングによる海洋生物の行動情報の取得と理解
概要
海洋環境の悪化に伴い絶滅が危惧される希少海洋生物を適切に保護していくためには、彼らの”目に見えない”行動・生息場所を明らかにしなければならない。本研究では、バイオロギング技術を用いて、希少海洋生物種のウミガメ類の行動を取得し、その行動の意味や海洋環境との関係を明らかにすることを目的とする。将来的には、これら希少種の行動ルールを記述し、独立エージェントとして扱う管理モデルを作成することで、希少海洋生物の保護策の指針としたい。
（写真キャプション、加速度・深度データロガーを装着したウミガメ）
URL
http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/bls/産業界への展開例・適用分野
本プロジェクトで推進されるバイオロギング技術の開発は、水産業界における適切な資源管理、海上建設事業における海洋環境調査や海洋生物への影響評価に対する、新しいモニタリング技術として、展開・適用可能である。展示責任者
- 氏名: 奥山 隼一
- 所属: 情報学研究科 社会情報学専攻 生物圏情報学講座 生物資源情報学分野（守屋研）
- 役職: グローバルCOE助教