視覚障害者と晴眼者とのマルチモーダル情報保障技術
概要
本研究では、視覚に障害のある人と晴眼者とがともに生涯学習のコンテンツをマルチモーダルに知覚可能な情報保障ロボットビジョンシステムを提案する。具体的には、講演スライドに画像処理アルゴリズムをほどこして触知可能な程度に線分量を制限し立体コピーする。次に、視覚障害者がどこに触覚的注意を向けているかを特定するため、立体コピー上で探索的に動かす視覚障害者の手先位置を同定して必要な情報保障を実施する。
URL
http://www.symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jp/
産業界への展開例・適用分野
超高齢化社会で生きがいを創出する一つとして生涯学習の重要性がさけばれるが、視力や体力の衰えが学習に及ぼす影響を推し量る具体的な研究はなされていない。特定の障害のある人をフォーカスして、そこからマルチプルシナリオの提案によってそのアイディアが包含する対象ユーザを広げるインクルーシブデザインデザイン手法により、新たなグループウェアの開発指針などが期待される。
展示責任者
- 氏名: 鍵山 泰尋
- 所属: 情報学研究科 システム科学専攻 人間機械共生系講座 ヒューマンシステム論学分野(片井研)
- 役職: 博士後期課程2年