逆算法に基づく詰将棋の列挙


概要

計算機を用いた詰将棋の研究は盛んに行われており、解く研究はかなりの進展を遂げているが、問題を創作する研究はこれからの発展が望まれる分野である。本研究の究極の目標は、すべての詰将棋を列挙することである。全駒では数が多すぎて不可能に近いが、飛び道具の無いものに限れば格段にやさしくなることに着目した。逆算法と呼ばれる列挙アルゴリズムを開発し、実際に数種類の駒に制限したすべての詰将棋の列挙を行った。



URL

http://www.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/~jkawahara/tsumeshogi/


産業界への展開例・適用分野

本研究は詰将棋を対象としているが、中身は列挙アルゴリズムの研究である。列挙アルゴリズムの目指すところは、リンク(将棋では指し手)の張られたデータ(盤面)間を効率良く廻る技術の開発であり、これはウェブ検索のサーチエンジン開発につながる。また、各種データのアーカイブ収集、蓄積技術も提供する。

展示責任者

氏名: 川原 純
所属: 情報学研究科 通信情報システム専攻 コンピュータ工学講座 論理回路分野(岩間研)
役職: 博士後期課程2年
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