話したくなる応答を行う対話システムの構築


概要

人が自然に利用できる対話システムの実現に向けて、様々な研究が行われているが、現在使われている対話システムの大半はタスク指向型であり、人はシステムに対して返答を行うだけである。このような一問一答形式の対話では、人とシステムの距離は縮まらない。そこで、人が話をしやすくなるようなシステムの応答というものを考察し、人とシステムの関係性をより近いものにするために、聞き上手なシステムの実現を目指す。そうすることにより対話システムの普及率を向上させることができると考えている。



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産業界への展開例・適用分野

自動電話応答システムでの余分に空いた間に対して心地良い応答を行うことで、人の発話を促進し、より多くの情報を引き出すことができる。また現在取り組んでいる状況として、留守番電話に音声応答を付加することで、心地良くメッセージを残せるようなシステムを検討している。さらに将来としては、人の心的状態に共感していると感じるような応答をして、人の悩みを聞く対話システムの構築も考えている。

展示責任者

氏名: 小島 敬
所属: 情報学研究科 知能情報学専攻 知能メディア講座 画像メディア分野(松山研)
役職: 博士前期課程1年
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