会話文脈の流れに応じた関連情報の自動提示システム


概要

本研究では、会話文脈の流れに近い情報を自動的に提示するというタスクを扱っています。そのためには、その瞬間にユーザ達が何に注目しているのか、つまり文脈の流れを追跡することが必要不可欠です。これができて初めて、似た対象についての情報提示が可能となります。そのために本研究では、各単語に対するユーザの「注目度」の尺度を設計し、その統計的な計測手法を開発しました。これにより、従来困難であった「文脈の流れ」の類似度計算が可能になると考えています。



URL

http://winnie.kuis.kyoto-u.ac.jp/~siramatu/salience-tracking/


産業界への展開例・適用分野

● 会話/チャット連動型広告:会話の流れに応じて関連する広告を表示
● コールセンター支援:オペレータとユーザに問題解決のヒントとして関連情報を提示
● 会議支援:過去の議事録から現在の議題に関連する箇所を提示
● 会話支援:新しい話題の候補として会話に関連する情報を提示
● 文章執筆支援:執筆中の箇所に関連する文献を提示

展示責任者

氏名: 白松 俊
所属: 情報学研究科 知能情報学専攻 知能メディア講座 音声メディア分野(奥乃研)
役職: 博士後期課程3年 学振特別研究員(DC2)
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