スケーラブル映像配信に向けた予測再送制御方式


概要

本研究では、無線環境下でのスケーラブル映像配信に向けたFEC/ARQ併用方式のための予測再送制御を提案している。提案手法では、受信端末が一定間隔で送信端末にプローブパケットを送信し、送信端末が一定時間NACKまたはプローブパケットを受信しなければ、バーストロス時に失われたと考えられるパケットも含めた再送を行う。シミュレーション評価より、提案手法は既存FEC/ARQ併用方式と比較して、基本及び拡張レイヤのパケットをより確実に伝送できることが判明した。



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産業界への展開例・適用分野

提案方式はインターネット上で高品質動画像を送信するためのトランスポート技術であり、ライブ中継用カメラシステムや有線・無線統合網におけるテレビ会議システム等に応用できる。

展示責任者

氏名: 笠原 正治
所属: 情報学研究科 システム科学専攻 システム情報論講座 情報システム分野(高橋研)
役職: 准教授
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