面積情報を持つグラフ構造の直交描画手法


概要

1.平面グラフを面積指定のもとで直交描画する方法を紹介する。例として日本列島の各都道府県に正数値を指定し、その値に比例した面積で各都道府県を描画する。このとき、都道府県の隣接関係を保ったまま、各都道府県は角数10以下の多角形で描けることが保障される。
2.入れ子構造のクラスタ、および各節点に対して指定された正数値をもつグラフに対する直交描画を与える。ここで、各節点は指定された値に比例する面積を持つ矩形、各枝は垂直または水平な線分、各クラスタは矩形によって表現され、各矩形間にある隙間の広さは自由に変更可能である。



URL

http://www-or.amp.i.kyoto-u.ac.jp/members/kawaguti/japan.cgi


産業界への展開例・適用分野

フローチャートや統計情報などを理解しやすくするための視覚化ツールとしてだけでなく、建築物における部屋の間取り設計、VLSIや電子回路設計など、科学や工学に広く応用を持つ。すべての線分が垂直または水平な線分からなるという特徴から特に電子回路分野での適用が考えられる。


展示責任者

氏名: 川口 晃史
所属: 情報学研究科・数理工学専攻・離散数理(永持研)
役職: 博士前期課程2年
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