潜在表現を用いた言語変化の通時的分析
Diachronic Analysis of Language Change using Latent Representations

概要

基本語順や声調の有無といった言語の構造的特徴の分析は従来人手により行われることがほとんどで、統計を用いる場合も初歩的なものが多かったが、本発表では計算集約的統計手法が威力を発揮することを示す。

本発表の目標は言語構造が通時的にどのように変化するかを解明することである。Greenbergによる含意的普遍性の発見以来、特徴間には複雑な依存関係があることが知られており、特徴の独立性を仮定した分析には限界がある。そこで、本発表では、独立性を仮定した潜在表現に特徴列を変換し、潜在空間上で通時的変化の推論を行う手法を提案する。

産業界への展開例・適用分野

伝統的に人手による分析が主流を占めてきた分野であっても、計算集約的統計手法の有効性が実証されれば不可逆的に導入が進むと考えている。言語学 (言語類型論・比較言語学) はその一例である。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
村脇 有吾 知能情報学専攻 黒橋研究室 助教

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