主催者挨拶

京都大学 大学院情報学研究科 研究科長 中村 佳正

写真 中村 佳正

人工知能、ビッグデータなどのICT技術と数理科学・システム科学等を基盤にした情報学による社会の新しい価値の創出が期待されていますが、創立20周年を迎えたばかりの情報学研究科は、情報学の国際的研究拠点、産官学地域連携拠点として日々研究・教育に取り組んでいます。この「京都大学ICTイノベーション」は京都大学における最大規模の産官学連携イベントとしてすっかり定着しました。学生を含む情報学研究科研究者の多数のポスター発表と産業界からの業界説明会を軸にした参加者同士の生き生きとした交流がセールスポイントです。今回は同時開催の「情報学シンポジウム」によって情報学の現在を知ることもできます。皆様のご参加をお待ちしています。


京都大学 学術情報メディアセンター センター長 中村 裕一

写真 中村 裕一

学術情報メディアセンターは、学内外の方々と共に最先端の研究を進める共同利用・共同研究拠点としての活動を推進するとともに、学生の教育にも携わっています。これまでのICTイノベーションでは、学生の研究も含めてセンターの研究活動を紹介させて頂き、様々な情報交換をするとともに、貴重なコメントを数多く頂いてきました。今回も大いに期待しております。現在、メディアセンターは、人・物・環境のセンシング技術から、大規模かつ高速な計算基盤またそのためのアルゴリズム、画像・音声・言語などのメディア処理、データを人間にわかりやすく可視化し分析を支援する技術など、入力・計算・出力を一貫して扱うことのできる、拡張された計算センターとしての機能を目指しています。このような分野やその応用に関して様々な議論ができれば幸いです。


京都大学 デザイン学大学院連携プログラム コーディネータ 石田 亨

写真 石田 亨

京都大学は、2013年4月に5年一貫の博士課程「デザイン学大学院連携プログラム」をスタートさせました。母体となったのは、情報学研究科、工学研究科(機械工学、建築学)、教育学研究科(心理学)、経営管理大学院です。このプログラムは、社会のシステムやアーキテクチャをデザインできる実践力のある専門家を育てることを目的としています。また、このプログラムが社会と接して生み出す活動を総称して「京都大学デザインスクール」と呼んでいます。ICTイノベーションでは、デザインスクールのユニークな教育活動(例えば産学官連携によるオープンイノベーション実習、約300名が参加するサマーデザインスクール)や、約60社が参加するデザインイノベーションコンソーシアムをご紹介します。


京都大学 産官学連携本部 本部長 阿曽沼 慎司

写真 阿曽沼 慎司

京都大学は、創立以来築いてきた自由の学風を継承し、発展させつつ、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献することを理念に、独創的、先端的な研究を行っています。産官学連携本部は、このような京都大学の知を国内のみならず、広く社会に還元するため、知的財産の確保、研究成果の技術移転及びイノベーションの創出を推進しています。「京都大学ICTイノベーション」は、企業、自治体、官公庁の皆様に、本学における情報通信技術の最先端研究及び産官学連携活動をご紹介できる絶好の機会であり、本企画を通して、本学における産官学連携のさらなる深化及び新たなイノベーションの創出に寄与する場になることを期待しています。


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