バイオフィードバックによるゲーム体験操作の試み

概要

自覚しにくい生理状態を計測し、被計測者に伝達することをバイオフィードバックと呼ぶ。本研究では、このバイオフィードバックをビデオゲームに取り入れ、新たなゲーム体験創出を目指す。まず、ゲームプレイ中の脈波、心電図、皮膚電気活動を計測し、これらの生体情報に対するゲーム体験の影響を調べた。続いて、この結果に基づくバイオフィードバックを及ぼした場合のゲーム体験への影響を、質問紙回答と生体情報変化により評価した。さらに、容易にバイオフィードバックを導入するため、脈波・心電図を計測可能なゲームコントローラを開発した。発表ではこのゲームコントローラのデモンストレーションも併せて行う。

産業界への展開例・適用分野

直接の展開例としては、エンターテイメント領域において新たなゲーム体験を創出することが挙げられる。また、ゲーム体験を定量的に評価する指標を生み出すことにも繋がると考えられる。さらに、心理状態の変化が及ぼす生体情報への影響を考える上でも一助となるだろう。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
小川 紗也加 システム科学専攻 ヒューマンシステム論分野 修士1回生
藤原 幸一 システム科学専攻 ヒューマンシステム論分野 助教
山川 俊貴 その他所属 熊本大学 助教
阿部 恵里花 システム科学専攻 ヒューマンシステム論分野 その他学生
加納 学 システム科学専攻 ヒューマンシステム論分野 教授

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