500億デバイス時代に向けたプライバシ可制御ネットワーク
Novel Network Architecture Enabling Privacy Control toward 50-Billion Devices Era

概要

家電や自動車といった人々にとって身近なマシン、スマートフォンやドローン等
センサを具備した多種多様なデバイスが通信ネットワークに接続され、将来的
にはその数は500億に達すると予想されている。このような時代においては、個
人を特定可能なセンサデータの扱いなど、PCでのインターネット利用とは異なる
新たなプライバシ問題が懸念される。そこで、本出展では、SNS等からヒト対ヒ
トのソーシャルな関係性を表すデータベースを作成し、それらの関係性を用いて
プライバシ制御を行う新たなネットワークアーキテクチャを提案する。具体的に
は、ヒトの関係性に基づく独立な仮想ネットワーク空間を生成し、コミュニティ
など関係の近いユーザのみに使用を許可することで、安全なデータの共有を可能
にする。

産業界への展開例・適用分野

携帯電話やタブレットだけでなく、家電や自動車、農業、ドローンによる運輸といった、将来的にネットワーク接続を行うすべての業界を対象として、通信サービスへの適用が想定される。
提案するアーキテクチャを適用することで、ネットワークに接続する多種多様かつ極めて多数のデバイスそれぞれの通信に関して、ヒトの手を介することなく、ヒト対ヒトのソーシャルな関係性に基づく自律分散的なプライバシ制御を実現できる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
加藤 槙悟 通信情報システム専攻 知的通信網分野 修士1回生
高木 一樹 通信情報システム専攻 知的通信網分野 修士1回生
岡本 和輝 通信情報システム専攻 知的通信網分野 修士1回生
新熊 亮一 通信情報システム専攻 知的通信網分野 准教授

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