入力放射線粒子ごとにSRAM複数ビットソフトエラーを正確に観測するシステムの開発

概要

半導体集積回路において,宇宙放射線によるメモリの一時的なビット反転であるソフトエラーが生じる.特に複数ビット反転(MCU)によって誤り訂正が機能しない場合がある.一般的なソフトエラー観測手法では空間情報のみからMCUを推定するため,遠隔位置でビット反転が生じるDistant MCUが識別困難である.本研究では,放射線検出器と専用SRAMチップを組み合わせたシステムを開発し,1粒子ごとに時間分割したソフトエラーデータを取得可能とした.東北大RARiSでの陽子照射実験により,ソフトエラー中に約5%のDistant MCUが存在することを実証し,その発生パターンを明らかにした.

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
五味唯美 通信情報システムコース 橋本研究室 博士2回生