ロボットいじめとユーモア
Robot Abuse and Humour

概要

人型サービスロボットの普及が進む一方で、暴言や暴行といった「ロボットいじめ」が社会的課題となっています。解決すべき問題は、こうした迷惑行為を抑止し、人々に受け入れられる形でロボットを社会実装することです。
私はこのような行動として「ロボットいじめ」に注目し、スペインと日本において人々がロボットに接する様子を実際の環境で観察しました。その結果、いじめ行動の特徴や、いじめに対する認識には環境や文化によって大きな差異が発生することを明らかにしました。
また、人々の行動を変容させる方法として「ユーモア」に着目しました。クラウドソーシングによって収集したユーモアデータを利用したロボットを、ビデオ実験を通じて評価し、ロボットがユーモアを用いることで説得や行動変容につながる可能性を示しました。
そして現在は、自律的に道案内を行うロボットを開発し、大阪の大型商業施設においてユーモアや画像認識といった機能が実際の人々の行動にどのような影響を及ぼすのかを観察しています。
今後は、文化的背景や社会において求められるロボットの役割を考慮しつつ、ロボットの知覚される能力をさらに発展させ、人々に安心して受け入れられるロボット社会の実現に貢献していきたいと考えています。

産業界への展開例・適用分野

HRI, HCI, AI, ロボット

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
牛島 唯登 社会情報学コース ヒューマンロボットインタラクション研究室 博士2回生

Web Site

https://www.frontiersin.org/journals/robotics-and-ai/articles/10.3389/frobt.2024.1407095/full