フードデリバリーサービスにおけるナッジ設計:配達員に「どこで待てばいいか」を提案する仕組み

概要

コロナ禍以降,フードデリバリーサービスは我々の生活に浸透し,その利便性から大きな注目を集めている.そこで,本研究では,フードデリバリーサービスの配達員が注文を待っている時間を効率的に使うためのナッジシステムを提案する.具体的には,サービスプロバイダが配達員の位置情報をリアルタイムに取得し,「店が多く,配達員が少ない場所」に誘導する仕組みである.数値実験を用いて,このナッジがある場合とない場合を比較した結果,顧客の待ち時間を10%減少させることができた.

産業界への展開例・適用分野

・モビリティサービスの需給バランス調整
カーシェアリングやシェアバイクにおける車両の偏在問題に対し,ユーザの移動をナッジで誘導することで,各エリアの需要に合わせて,車両を配置することができる.
・タクシー配車における待機場所の最適化
乗務員の待機場所を調整し,空車走行や乗車待ちの偏りを減らす仕組みとして利用できる.

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
松高 亜樹 システム科学コース 機械システム制御分野 博士2回生
東 俊一 システム科学コース 機械システム制御分野 教授
坂野 幾海 システム科学コース 機械システム制御分野 助教
舩田 陸 システム科学コース 機械システム制御分野 講師