身の回りの様々なモノをネットワークで接続するIoTが発展する中で、広範囲に広がる複数のデバイスを少ない消費電力で接続する、無線通信システムの需要が高まっている。このような風潮の中、新たなIoT向け無線通信規格として、Wi-SUNという通信システムが注目されている。現在、スマートメーターの基盤システムとして広く利用されていますが、その応用先は広がっており、さらなる長距離化が求められている。本研究ではIEEE 802.15.4g/4xで標準化されたOFDM伝送方式に注目し、時間拡散などの技術を特徴とする、新たな無線IoTシステムを提案し、その有効性を検証する。
本発表で研究対象としたWi-SUNは、低消費電力かつ長距離伝送、そして数千万台規模のIoT機器を接続する拡張性を持ち合わせ、次世代のIoT社会を支える柔軟で効率的な通信インフラの基盤技術として注目されています。現在、スマートメーターの基盤システムとして広く利用されており、河川の水位の監視システムや、ビニールハウス内の環境、作物の育成状況の監視システムなど、多岐にわたる応用が可能である。本研究成果は,このWi-SUNのOFDM方式の長距離化に寄与することが期待される。
氏名 | コース | 研究室 | 役職/学年 |
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川渕悟郎 | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 修士1回生 |
LIM JAESEOK | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 修士2回生 |
原田 博司 | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 教授 |