3次元骨盤臓器解析システムの開発と 拡張現実技術の臨床応用可能性の検討
Development of 3D pelvic organ analysis system and pelvic anatomy education using VR

概要

骨盤内臓器は複雑な3次元(3 dimensions: 3D)構造をしており、2次元画像から立体的なイメージをすることが難しい。また骨盤画像を3D化する試みは複数行われているが、手動抽出しているものが多く、骨盤MRI画像で臓器を自動抽出する試みは未だ少ない。誰でも容易に3D骨盤画像を閲覧できる環境の構築が、骨盤解剖の理解及び手術の安全性向上に寄与すると考える。本研究の目的の一つ目はMRI画像から女性骨盤解剖画像をArtificial Intelligence(AI)を用いて3Dで自動作成できるアプリケーションを開発することである。AI完成後にはこの精度評価と、3Dイメージの臨床的有用性の評価を行う。
また、3Dイメージの使用用途の一つとしてVirtual Reality(VR)環境での閲覧を考えている。現状では3DデータをVR閲覧するためには、外部委託する必要がありセキュリティ上の問題がある。3DデータをVR映像へ自動加工するシステムを構築し、誰でも簡単に、安全にVRを使用できる環境を構築する。

産業界への展開例・適用分野

骨盤3DデータをVR環境で閲覧・操作するためのアプリケーションの開発・販売
骨盤教育用VRコンテンツの販売

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
櫻井梓 その他(上記以外)・他大学 婦人科学産科学教室 博士1回生
村上隆介 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 助教
濱田航平 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 博士3回生
矢内晶太 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 その他学生
砂田真澄 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 助教
山ノ井康二 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 助教
堀江昭史 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 その他: その他
山口建 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 講師
濱西潤三 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 准教授
山本豪志朗 その他の専攻・大学 京都大学医学部附属病院 先制医療・生活習慣病研究センター 特定教授
万代昌紀 その他の専攻・大学 京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学 教授