近年、DXという言葉が一般的になっている。農業分野も多分に漏れず、データを活用した農業が徐々に普及し始めている。しかしながら、データを活用することで、実際に農家の販売額に貢献するかまでは実証分析がなされていない。そこで、2020年農林業センサスの集落単位の個票である農業集落カードを用いて、集落におけるデータを活用した農家の増加が販売額1000万円以上の農家の増加に影響を与えるかを分析する。分析手法はTobitモデルとOLSモデルである。結果、集落におけるデータを活用に関する3つの変数は販売額1000万円以上の農家の増加に影響を与えることが明らかになった。このことは、大規模な農家であるからこそ、データ活用が進み、販売額をより高めているという背景が考えられる。
氏名 | コース | 研究室 | 役職/学年 |
---|---|---|---|
片山 南 | プラットフォーム学卓越大学院プログラム | 国際農村発展論研究室 | 修士1回生 |