OpenRoamingにおける利用者情報のプライバシーに配慮した地域間データ連携
Privacy-Aware Inter-Regional Data Sharing of Local User Information in OpenRoaming

概要

セキュアでオープンな公衆無線LANローミングの国際的なフレームワークであるOpenRoamingにおいて、利用者の同意の下で訪問先のWi-Fiアクセスネットワーク提供者に仮名性を担保しつつ利用者情報を限定的に開示する仕組みを開発し、地域間で相互にデータ連携を可能にします。利用者から同意を得て開示可能なデータを収集する仕組みと、プライバシーに配慮しつつ地域間で利用者情報を共有する仕組みを設計、複数の地域で相互にデータ連携する実証実験を実施し、プライバシー保護の制約下でのデータ連携で観光振興などの地域課題への解決につながりうるかを実検証します。

産業界への展開例・適用分野

フリーWi-Fiを提供する商業施設や宿泊施設、ならびに通信事業者によるエコシステムの確立を目指します。

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
岡部寿男 学術情報メディアセンター ネットワーク研究部門高機能ネットワーク研究分野 教授

Web Site

https://sites.google.com/view/pairds