デジタルツインを用いた個別最適な学び方・働き方の実現:OKLMに基づくピア推薦

概要

本研究では、これまでの教育ビッグデータを収集・活用するための情報基盤システムLEAFを拡張して、個別最適な学習や適材適所の配置に必要となる、人間中心のデジタルツイン(DT)として、オープン知識・学習者モデルOKLM (Open Knowledge and Learner Model) DTを研究開発する。そして、OKLMを用いて、仮想世界と実世界において、個別最適な教育・学習環境や働く空間を自動構成する。具体的には、これまでに蓄積された、オンラインでの講義ビデオや教材、問題への回答履歴などの教育ビッグデータを用いてエビデンスを抽出し、学習者の特徴(表現力、応用力、主体性、知識技能などの観点別評価)を表す、OKLM DTの情報をもとに、授業設計や教材の自動構築を行い、個別最適な教育・学習を実現するとともに、OKLM DT を用いてコンピテンシーマネージメントを行い、現実世界と仮想世界の特徴を生かして、適材適所に人材を配置し、働き方改革を実現する。ペア推薦はOKLM DTを応用する一つの例となり、知識の補足に基づくアルゴリズムと共に、個別最適な学習ペアを推薦する。

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
Changhao Liang 学術情報メディアセンター 緒方研究室 研究員
緒方 広明 学術情報メディアセンター 緒方研究室 教授
古池 謙人 学術情報メディアセンター 緒方研究室 研究員
滝井 健介 社会情報学コース 緒方研究室 博士2回生
Peixuan Jiang 社会情報学コース 緒方研究室 修士1回生