複数原始根をベースとした拡散符号の検討
Spreading codes based on multiple primitive root

概要

5G/6Gにおいてmassive machine type communications (mMTC)が強く求められる上で重要になる性質として、各デバイスの信号が干渉しないことは極めて重要である。これにはcode division multiple access (CDMA)におけるspreading codeの相関特性が重要となる。本研究ではmMTCの達成のため、Primitive root codeを複数掛け合わせることにより得られる符号を提案し、適当な符号組がperfect orthogonalityを達成していることを示す。提案符号を使用した場合のCDMAのシミュレーションでは、従来の符号と比較し、Signal-to-interference-plus-noise ratio (SINR)の増加による大幅なbit error rate (BER)の低下が確認できた。

研究者

氏名 コース 研究室 役職/学年
松山拓生, 梅野健, Kao Minghui 数理工学コース 物理統計学分野 修士2回生
梅野健 数理工学コース 物理統計学分野 教授
Kao Minghui 数理工学コース 物理統計学分野 技術職員