本研究では, QOL(Quality of Life)推定のために,相対的な識別を用いた表情認識手法を用いて, 日常に含まれる微細な表情変化を全自動で認識することを目的としている.
従来の表情認識手法では曖昧な表情を識別することは難しいため, 本研究室では個人の2表情を比較することで表情の表出度合いの大小を識別することで, 曖昧な表情も評価できるネットワークを提案してきた. しかし, 個人特化の識別であるため, 対象が変わる度にデータのアノテーションをする必要があるという問題点がある. そのために, 自動でデータセットを生成することでその解決を目指す.
本研究では, そのようなネットワークを用いて微細な表情変化を捉えるために,トリプレット識別器を用いて動画から単調に表情が変化している部分を検出して小さな表情変化に関するデータセットを自動生成する方法を提案する.
認知症患者の内部状態推定
氏名 | コース | 研究室 | 役職/学年 |
---|---|---|---|
井上剛志 | 知能情報学コース | 中村研究室 | 修士2回生 |