スマートメーターやモニタリングなどの無線IoTシステムは、主にUHF帯を中心に研究されています。この中で、Wi-SUNは注目を浴びており、既に数百kbpsで2 kmの伝送距離を実現し、既に1億台以上が運用されています。しかし近年、デジタルツインを含むIoTの拡張に伴い10 km以上の伝送距離を持つ広域無線IoTシステムが求められています。この背景を踏まえ、本発表ではVHF帯の利用やより強力な誤り訂正能力などを特徴とする超広域IEEE 802.15.4g-FSK基盤の無線IoTシステムを提案します。そして、その有効性に焦点を当て研究成果を示しています。
本発表で焦点を当てるWi-SUNは、既にスマートメーターやモニタリングとして1億台以上導入されています。提案超広域無線IoTシステムは、長い伝送距離やフェージングに対する高い耐性を備えており、広域通信・移動通信を要求する様々なユースケースへの応用が考えられます。例えば、広域通信・移動通信が必要でありながら、ユーザー数が少ないために多くの基地局の設置が難しい郊外地域における自動運転バスなどへの導入も期待されます。
氏名 | コース | 研究室 | 役職/学年 |
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LIM JAESEOK | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 修士1回生 |
名倉 慶人 | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 修士2回生 |
原田 博司 | 通信情報システムコース | 原田研究室 | 教授 |