SDN (Software-defined Network)ではネットワークを構成するスイッチをコントローラで集中管理することにより、フローの制御やネットワークの構成変更を柔軟に行うことが可能である。また、FlowVisor等の仮想化プラットフォームを導入することで、スイッチに到着したパケットの処理に関する演算を、複数のコントローラに分散することができる。我々は、コントローラの故障やスイッチ〜コントローラ間の遅延を考慮してコントローラの配置を決定する計算モデルを開発した。開発したモデルにより、従来手法と比較して少ないコントローラ数で、耐故障性のある制御を実現することができる。
ネットワーク事業者が、所望の耐故障性を備えるSDNをより少ない資源量で設計し提供することが可能になり、設備コストや運用コストの削減につながることが期待される。
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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野田 真志 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 修士1回生 |
大木 英司 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 教授 |
佐藤 丈博 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 准教授 |