代表的な流れの可視化手法である粒子画像流速測定法(PIV;Particle Image Velocimetry)は,流体中の検査領域内においてトレーサーの変位を画像解析することで流れ場を求める手法である.しかし,高い空間解像度を得るには検査領域を小さくする必要があるため,検査領域のトレーサー通過率が低下し,解析に必要なサンプル数を得ることが難しい.そこで本研究では,光ピンセットによりトレーサーを検査領域内に捕獲することで,高い空間解像度が必要なマイクロ流れを可視化する手法を提案する.その実証研究として,流体の温度勾配により誘起されるマイクロ粒子表面近傍のすべり流れの可視化を試みた.
マイクロ流れ/壁面近傍の流れの計測技術への展開.
熱駆動型ポンプへの活用.
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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梅世哲 | 先端数理科学専攻 | 応用数理科学分野 | 修士2回生 |
辻徹郎 | 先端数理科学専攻 | 応用数理科学分野 | 准教授 |
田口智清 | 先端数理科学専攻 | 応用数理科学分野 | 教授 |