現在、我が国において、AI関連の人材は25万人不足しているとの調査結果があるが、この不足分を充足するための十分な人材育成システムが稼働している状況とは言い難い。他方、折しもコロナ禍の中、講義のオンライン化が必須の状況となった現在、講義のデジタル化を始めとした教育のDXが進みつつある。つまり、高度人材の育成とそれを担う教育高度化に対する要求が一気に高まっている状況だと言える。これには、オンライン教育を始めとするICTやAIによる教育支援を目指すエドテック（EdTech; Education × Technology）分野の発展が期待される。
そこで本研究では、
•人工知能技術を活用したAI人材育成システムの高度化、及び教材開発。
•カリキュラム全体像の可視化と教科書、履修データの統合的な分析により、個々人に合った教材のリコメンドや振り返り学習の支援
を行うことを目的とする。本研究により、「ディープラーニング」を高度に使いこなす人材の育成はもとより、「ディープラーニング」のみでは解決できない課題に対しても解決ができる高度人材の育成を目指す。
•with／postコロナ社会における、新たなオンライン、及びブレンデッド教育による持続的な高度人材育成プラットフォームを提供。
•専門的知識を持った音声翻訳エンジンによる多言語オンライン教育教材の提供。次世代インクルーシブ教育環境の構築を支援。
•組織や国の枠を超えた教育ビッグデータ活用によるスーパーラーニング・システムを創出。
•シルバー人材活用による新たな経済再生モデルの創生。
•学習履歴データの分析による企業／新たな産業ニーズとの人材マッチングサービスへの応用。
| 氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
|---|---|---|---|
| 美馬秀樹 | 学術情報メディアセンター | 森研究室 | 特定教授 |