ウェブの普及に伴ってテキストの電子化が進み、大規模なウェブテキストが利用可能となっている。テキストには様々な知識が自然言語で記述されており、テキストから知識を獲得して目的のタスクに活用することはますます重要になっている。本研究では、大規模なウェブテキストから蓋然的関係知識を半自動的に獲得し、計算機と人間の学習それぞれに資するような知識の活用方法を提案する。
具体的には、テキストから談話標識(「ので」など)を手掛かりに原因と結果の関係を持つ基本的なイベント表現の組を抽出する。獲得されるイベントペアは「お腹が空いたので、ご飯を食べる」といったものである。これらを利用し、計算機に対しては常識推論能力の訓練/評価に向けた常識推論問題の生成を行う。人間に対しては小学生の作文教育(語彙学習)に向けたゲーミフィケーションに応用する。
・試験問題の作問支援
・作文教育(語彙学習)の支援
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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大村和正 | 知能情報学専攻 | 黒橋・褚・村脇研究室 | 博士1回生 |
黒橋禎夫 | 知能情報学専攻 | 黒橋・褚・村脇研究室 | 教授 |