集団に含まれるすべての素子の振動数が一定でロックする現象は集団振動と呼ばれている.
集団振動を示す多数のサブシステムを含み, サブシステム間で互いに相互作用を及ぼす振動子ネットワークにおいては, 位相縮約の手法が適用可能であることが理論的に明らかにされている. この理論の適用により, ネットワークにおけるサブシステム間のeffectiveな相互作用を解析することができる.
本研究ではベイズ統計の手法によって, 観測された実データから集団間のeffectiveな相互作用を求める手法を提案する.
本手法は脳領野間の相互作用解析などの応用を目指している.
脳波, 同期現象, ネットワーク
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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荒井 貴光 | 先端数理科学専攻 | 青柳研究室 (非線形物理学講座) | 博士3回生 |
青柳 富誌生 | 先端数理科学専攻 | 青柳研究室 (非線形物理学講座) | 教授 |
河村 洋史 | その他の専攻・大学 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 研究員 |