サービスチェイニングは、仮想化されたネットワーク機能(VNF: Virtual network function)の連鎖をネットワーク上で構成し、所望のサービスをユーザに提供する技術である。各ユーザ宛てのトラヒックは、サービス提供に必要なVNFを所定の順序で通過するように制御される。遅延時間等のサービス要求条件が満足されるように、ネットワーク上のVNF配置および各サービスチェインの経路を決定する必要がある。本発表では、伝送容量や計算能力等のネットワーク資源を効率的に使用し、かつサービスの継続的な提供を実現するためのサービスチェインの資源割り当てモデルについて述べる。また、資源割り当てモデルの性能を検証するためのサービスチェインの実装について発表する。
本モデルは、仮想化技術を用いたクラウドやエッジ等を含むネットワークにおけるサービスチェインの設計に適用可能である。ユーザが要求する性能のサービスをより少ない資源量で設計し提供することが可能になり、設備コストや運用コストの削減につながることが期待される。
氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
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Rui Kang | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 博士1回生 |
大木 英司 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 教授 |
新熊 亮一 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 准教授 |
佐藤 丈博 | 通信情報システム専攻 | 大木研究室 | 助教 |