思考空間を用いた異分野協働のモデル化
An Interdisciplinary Collaboration Model with Thought Space

概要

近年、社会に実在する問題はますます複雑化し、異分野の専門家の協働による問題解決の必要性が増している。異分野の専門家が協働で問題解決を行うことで、さまざまな専門知識や思考方法が融合され、従来にない解決策の導出が可能になると期待されるが、実際には各人の思考の背後にある知識、経験、常識、価値観といった情報を関係者間で共有できていないことが一因で、議論に支障をきたしたり、一般的な知識に基づく表面的な議論に終始するといったことがしばしば起こる。本研究では、異分野協働による問題解決のプロセスを、思考空間を用いてモデル化し、効果的な協働のための手法を提案する。また、異分野協働によるワークショップへの適用結果を紹介する。

産業界への展開例・適用分野

本手法に基づいて異分野・異部門・異業界のメンバーの協働によるプロダクトデザインやサービスデザインを進めることで、より優れた新製品や新規事業を創出できることが期待される。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
十河 卓司 デザイン学ユニット 特定准教授
Wu Wenya 社会情報学専攻 石田・松原研究室 修士2回生
村上 陽平 デザイン学ユニット 特定准教授
石田 亨 社会情報学専攻 教授

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