人々や地球と親和する新たな通信ネットワーク

概要

人々や地球と親和する通信ネットワークの実現にあたって様々なデータの収集、分析が要求される。昨今、通信端末の普及やセンシング技術の発展により、様々なデータが得られるようになっているが、そのデータの適切な活用方法に関しては、明確な解答が得られず、議論が行われている。そこで本出展では、データ活用の方法の一つとして、通信ネットワーク制御への応用例について2件紹介する。まず一つは、ユーザのコンテキストやアプリケーションの特性を考慮した通信ネットワーク制御によるユーザ行動支援モデルである。このモデルを用いてユーザの体感品質を最大化することが目指される。もう一つは気象情報や自然エネルギー発電量を考慮した、自然エネルギー有効活用モデルである。

産業界への展開例・適用分野

通信ネットワークの品質管理・制御への産業応用が想定される。ユーザ行動支援モデルは通信事業者とユーザとの共創品質の実現に起用される。共創品質とは、事業者から提供される品質を享受するだけでなく、ユーザ自身も工夫・選択することで、実効的なユーザ体感を向上させるフレームワークである。また、自然エネルギーの有効活用モデルは電力会社と通信事業者の協力によって、省エネルギーな通信システムが実現される。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
河合 直人 通信情報システム専攻 高橋達郎研究室 修士1回生
新熊 亮一 通信情報システム専攻 高橋達郎研究室 准教授
高橋 達郎 通信情報システム専攻 高橋達郎研究室 教授

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